キングダム17巻〜24巻のあらすじと見どころ

こちらの記事では、キングダム17〜24巻のあらすじを紹介しています。

キングダム17〜24巻では、趙国元三大天の1人、廉頗との戦いである山陽攻防戦と、その後、飛信隊に新たに軍師として入隊することになる河了貂のことが描かれています。

その見どころについても紹介したいと思います。

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キングダム17〜24巻のあらすじ

キングダム17巻のあらすじ

キングダム17巻の表紙

秦国の咸陽に、趙国の三大天の1人、李牧が現れる。

秦国の英雄であった王騎を討った張本人が、大した護衛も付けずにやってきたのだから、その行為は「討ち取ってくれ」と言っているのと同じである。

実は、策略を用いて、李牧を咸陽に呼び寄せたのは、呂不韋である。

呂不韋は、李牧がどんな人物なのかを知りたかったのだ。そして、李牧の器の大きさを知り、李牧を生かして趙に返す代わりに、秦趙同盟の締結と韓皋(かんこう)という城を貰い受けることに成功する。

咸陽に激震が走った後、秦国は隣国の魏へ侵攻を始める。

その中心となるのは、飛信隊を初めとする、玉鳳隊、楽華隊といった若き力だ。

王騎という英雄を失っても、その意志を継ぐ新しい世代の登場で、秦国の勢いは衰えることなく加速していく。

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キングダム18巻のあらすじ

キングダム18巻の表紙

飛信隊、玉鳳隊、楽華隊の働きもあって、秦国軍は魏国の城を次々に攻め落としていく。

最初は、他の2隊に遅れを取っていた飛信隊も、ようやく本領を発揮する。

このまま勢いに乗っていくかと思われた中、飛信隊に思いもよらぬ事態が巻き起こる。

隊長の信が、自国軍の武将を斬り伏せたことで、軍法会議にかけられることになったのである。

一方、咸陽でも呂不韋が不穏な動きを始めていた。

今回、呂不韋が目をつけたのは、国内でも大きな勢力と影響力を持つ後宮だった。

後宮のトップである大后は、政の母親であると同時に、呂不韋の元許嫁でもあったのだった。

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キングダム19巻のあらすじ

キングダム19巻の表紙

魏国を侵攻中の秦国軍総大将の蒙驁の元に、2つの悪い知らせが届く。

1つは、何者かの手によって、秦国軍の千人将が次々に暗殺されていること。

もう1つは、旧・趙国三大天の一人、廉頗が、この戦いに参戦すること。

特に、廉頗の参戦は、秦国軍がこの後も、魏国を侵攻できるかどうかを左右するほどの出来事だった。

廉頗は、廉頗四天王と呼ばれる、輪虎(りんこ)・介子坊(かいしぼう)・姜燕(きょうえん)・玄峰(げんぽう)を引き連れており、その一人一人が将軍級の実力を持っている。

一方の、蒙驁には、王翦と桓騎という、まだ世に知られていない2人の有望な副将がいる。

実力だけで言えば、後に大将軍になることは間違いないのだが、2人とも性格に問題があるせいで、蒙驁の管理下に置かれているようだった。

将の実力だけで見れば、魏国が優位に見える状況で、若い世代の活躍が期待される。

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キングダム20巻のあらすじ

キングダム20巻の表紙

山陽の攻防戦の戦いの火蓋が切って落とされる。

初戦は、廉頗四天王・玄峰将軍の術中にはまり、秦国軍が大きな被害を受けたことで、魏国軍に軍配が上がる。

2日目の戦いの中心は、両軍の右翼と左翼へと移る。

秦国軍左翼の王翦将軍は、対峙する魏国軍右翼の姜燕将軍と一進一退の攻防を繰り広げながらも、徐々に後退することを強いられる。

秦国軍右翼の桓騎将軍は、対峙する魏国軍左翼の介子坊将軍に対して、野党出身であることを活かした、ヒットアンドアウェイの戦術で、敵に的を作らせなかった。

そして2日目の戦いは、桓騎将軍が、廉頗四天王の一人を討ち取ったことで、秦国軍優勢で終わる。

そして、3日目の戦いの前に、蒙恬は、信と王賁に、輪虎将軍に狙いを定めた共同戦線を持ちかける。

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キングダム21巻のあらすじ

キングダム21巻の表紙

山陽の攻防戦の3日目。

中央の戦いでは、飛信隊、玉鳳隊、楽華隊が、本陣の作戦を無視して、輪虎将軍を狙う。

輪虎将軍は、廉頗四天王の中でも、特に武の力に長けていて、この男を打ち取れば、秦国軍に勝利を大きく引き寄せることができる。

失敗すれば、厳罰は免れない状況で、廉頗の懐刀を奪いに行く。

3日目は、秦国軍右翼の王翦軍でも大きな動きがあった。

王翦は、壁を5000の将として、廉頗四天王の一人で、中華十弓に数えられる姜燕を狙わせる。

後に、中華最強とも称される大将軍になる王翦の知略と、真の狙いが少しずつ明らかとなる。

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キングダム22巻のあらすじ

キングダム22巻の表紙

山陽の攻防戦もいよいよ決着の刻。

中央での信と輪虎の一騎打ちの決着が着いたあと、予備隊として後方に残っていた羌瘣がいた辺りに人影が全くないことに気づく。

輪虎もまた、自分自身を囮に使い、予備隊を使って、手薄になった羌瘣を含む飛信隊の予備隊のところを抜けて、蒙驁本陣へ突撃することを狙っていたのだった。

慌ててその場に向かうと、そこには傷だらけで今にも倒れそうな羌瘣が一人立ち尽くしていた。

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キングダム23巻のあらすじ

キングダム23巻の表紙

輪虎を討たれたことを知った廉頗は、後方でほぼ無傷で兵を残す王翦軍のことを考慮した上で、戦の敗北を悟る。

廉頗は、蒙驁に和睦を申し入れる。この和睦により、秦国は要所である山陽を手に入れることになるのだった。

山陽の攻防戦の論功行賞で、信は正式に千人将に昇格する。これにより、飛信隊は千人の大部隊となった。

しかし、山陽から秦国への帰路の途中で、これまで隊の作戦のほとんどを立てていた副将の羌瘣が隊を一時離脱していた。

隊の人数が増えたことで、軍略の影響が強くなり、飛信隊は連戦連敗。信は千人将剥奪の危機を迎える。

飛信隊の窮地を救うべく、河了貂が軍師として現れるのだった。

信を含め、誰もが河了貂の力を訝しむ中、次の戦いが始まってしまう。

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キングダム24巻のあらすじ

キングダム24巻の表紙

秦趙同盟の効力が働いているうちに、秦国が魏国へ攻め入ったのと同じように、趙国も、燕国へ攻め入る。

趙国の総大将は、龐煖。参謀には李牧がついた。

対する燕国の総大将は劇辛。

かつては趙国にいた劇辛は、金の力で燕に移籍したが、そのまま趙国に残っていれば、三大天として廉頗と肩を並べたであろうと言われる人物である。

両軍10万もの軍勢で開戦したこの戦いは、長期戦になることが予測されたが、たったの1日で決着が着くことになるのだった。

一方、魏国との戦いの末に、山陽を手に入れた秦国は、そこを拠点に魏国の侵攻を進める中、背後で不穏な動きが起こり始めていた。

その中心にいたのは、李牧。

李牧は極秘で、各国の要人と密会を交わし、とてつもないことを始めようとしていたのである。

李牧の密会が行われてから1ヶ月がたったころ、突如、南の大国・楚が秦国へ侵攻してくる。

趙国と楚国による、秦国の挟み撃ちが李牧の狙いなのかと思いきや、事態はさらに最悪の展開へと向かうことになる。

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山陽攻防戦〜軍師到着編の見どころ

新たな世代

王騎、廉頗、かつての英雄たちの時代が終わりを告げ、新しい世代の才能が、徐々に頭角を現し始めます。

これから信としのぎを削り合いながら、成長していくことになる王賁と蒙恬の登場は、王騎が退場してからのキングダムの面白さを支えるキャラクターとなります。

特に、信と王賁の出世争いは、まるで敵同士にようにバチバチで見ものです。

廉頗と廉頗四天王

廉頗は、存在感の大きさは王騎と肩を並べるか、それ以上の風格を持っています。

側近の輪虎は、これまで登場した敵将の中で、一番の魅力を持つキャラクターです。

信と輪虎の一騎打ちは、キングダム史上一の対決と言って間違いありません。

▶︎▶︎廉頗は史実ではどんな武将だった?

羌瘣の旅立ちと河了貂の参戦

飛信隊の結成前から、信と一緒に戦っていた羌瘣が、姉の羌象の仇討ちのために、一時離脱することになります。

その代わりに入隊することになった河了貂は、軍師として急成長を遂げていました。

▶︎▶︎羌瘣が羌象の仇・幽連と戦うのは何巻?

まとめ

キングダムの単行本17巻〜24巻で描かれている山陽攻防戦と軍師到着編は、キングダムの第2章の始まりとも言えます。

廉頗の登場は、一時代の終わりと新しい時代の幕開けを決定づけるために必要不可欠なものでした。

▶︎▶︎キングダム25〜33巻のあらすじ|函谷関攻防戦編の見どころ

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