こちらの記事では、キングダム1〜5巻のあらすじを紹介しています。
キングダム1〜5巻では、信と嬴政の出会いから王弟反乱編が描かれています。その見どころについても紹介したいと思います。
目次
キングダム1〜5巻のあらすじ
下僕だった信が、後に始皇帝となる嬴政と出会うシーンから始まり、嬴政や河了貂、山の民と協力して、王弟・成蟜の反乱を鎮圧するところまでのストーリーです。
キングダム1巻のあらすじ
キングダムの物語は、紀元前の中国大陸を舞台に、500年も続いた大戦争時代「春秋戦国時代」にある中華西方の国・秦から始まる。
苛烈な戦乱の世で戦争孤児となった少年・信と漂は、奴隷同然の生活を送っていた。
信と漂は、武功を上げて下僕から天下の大将軍にまで成り上がるという野望を持ち、日々、剣の修練をつんでいた。
ある日、偶然通りかかった、昌文君との出会いが、信と漂の運命を大きく変えていくことになる。
秦の大王・嬴政に瓜二つの容姿をもった漂は、王宮へ召し抱えられる。王の影武者役として過ごすことになった漂だが、実はこの時、王弟成蟜の反乱が水面下で起こっており、嬴政の命を狙った刺客の手によって、漂は仕官からわずか1ヶ月足らずで命を落とす。
漂を身代わりにしたことを知った信は、嬴政に激しい怒りをぶつけるのだが、漂が自ら身代わりを買って出たことを知り、嬴政とともに行動することに。
嬴政によると、秘密の隠れ場所で昌文君をはじめとする味方の軍勢と合流する予定らしい。道案内の山民族の河了貂を加えた、3人の逃避行が始まる。
王弟軍の刺客と追撃をかわして、嬴政たちは、王都・咸陽に帰還し、奪われた実権を取り戻せるか!?
補足
漂・・・信の幼馴染で同じ下僕として、里長の家の納屋に住んでいる
昌文君・・・大王・嬴政(のちの始皇帝)の側近。
キングダム2巻のあらすじ
王都・咸陽に帰還し、奪われた実権を取り戻すためには、昌文君を始めとする腹心の軍勢だけでは兵力が足りない嬴政一行は、山の民の王に協力を求めるために山の奥深くへと歩を進める。
山の民と秦は、かつて名君だった穆公(ぼくこう)の時代に交流があったが、穆公がなくなったあと、再び絶縁状態が続いている。
山の民の王の元へ向かう途中で、戦士たちに囲まれ、嬴政だけが拉致されてしまう。
「秦国の王1人で会いに来い」という山の王の申し出を受けた嬴政だが、交渉が決裂すれば命を奪われることは目に見えている。
信、河了貂、壁の3人は、密かに嬴政のあとを追うが、たちまち山民族の戦士たちに捕まり、王国へと連行されてしまうのだった。
果たして、信と嬴政は、山の民の王を説得し、王弟・成蟜に対抗できる兵力を手にすることができるのか?
補足
穆公・・・嬴政の先祖で、名君と呼ばれた王。穆公の軍馬が山の民によって殺され食われるという事件が起き時、穆公は仕返しをするどころか、馬肉に合う酒をふるまった。
この行為が山の民の心を深くうち、秦と山の民の交流のきっかけとなった。
キングダム3巻のあらすじ
山の民の王・楊端和を説得することに成功し、王弟・成蟜に対抗できる兵力を手に入れた嬴政と信。
とはいえ、真っ向から戦うと、勝ち目が薄いため、まだ明確な敵対関係にない山の民に扮して王宮の奥深くまで入り込む作戦を立てる。
首尾よく、最終防衛ライン付近まで入り込むことに成功した嬴政と信は、ついに扮装を解き、声高らかに「決着の刻」を宣言する。
反乱軍の虚を衝くことに成功したが、敵陣の真っ只中で兵力の差は歴然。苦戦を強いられるが。
王弟反乱編はクライマックスへと突入した。
キングダム4巻のあらすじ
成蟜が反乱を成功させ玉座に居座り続けるのか、嬴政がこれを討ち、再び玉座を取り戻すのか。
秦国の王都・咸陽は、人知れず国の命運を左右する戦いの最中にある。
反乱軍の懐深くで、堂々と姿を現し戦いを挑み始めた嬴政・信・山の民だったが、たちまち兵力の差により苦戦を強いられる。
このままでは、成蟜の元へたどり着くことは難しいと判断した嬴政は、信と山の民の精鋭部隊だけを、密かに別働隊として成蟜の元へ突入させる作戦を言いわたす。
王宮の隠し通路を通って、途中、反乱軍の守備兵に出くわしながらも、信とバジオウの獅子奮迅の活躍により、ついに玉座のある本殿に突入する!
補足
バジオウ・・・山の民の王・楊端和の右腕。武力は楊端和に匹敵する二刀流の戦士。
キングダム5巻のあらすじ
本殿に突入した信とバジオウたちは、成蟜の最後の切り札とも呼べるランカイと対峙し、苦戦を強いられるが渾身の力を振り絞り、これを撃破。
成蟜のまわりにいた文官たちは、敗北を悟ると我先にと逃げ出した。
こうして誰も成蟜を守る者がいなくなったことで、ようやく反乱は鎮圧されたのだった。
反乱の鎮圧から3ヶ月後。嬴政は、武力による中華統一への第一歩として秦軍を隣国の魏に侵攻させた。
その中には、漂との約束でもある大将軍を目指し、歩兵として従軍する信の姿もあった。
秦と魏、二国の大軍勢が、蛇甘平原で激突する。この大きな戦いこそが、信にとって正真正銘の初陣となる。
補足
ランカイ・・・成蟜の護衛を務める戦士。ただ、見た目から推測できる年齢に見合った自我がほとんどなく、ただただ成蟜の命令に従う傀儡のような戦士。
嬴政との出会い〜王弟反乱編の見どころ
信と嬴政の出会い
信は、漂から託された地図に示された場所に向かうと、そこには小さな小屋が建っていました。
中に入ると、漂にそっくりな嬴政がいて、最初は、漂が生きていたと勘違いするのですが、すぐに別人だと気づきます。
この小さな小屋での2人の出会いが、キングダムの原点とも呼べるものです。
山民族の王・楊端和の心を打つ信の言葉
反乱軍に対抗できる兵力を得るために、山民族の王と話をする嬴政。
しかし、交渉は難航し、決裂も間近といったところで、信がその場にいる全員の心を打つ言葉を言い放ちます。
この時、きっと嬴政は信が、自分や秦国にとって必要不可欠な人物に成長することを確信したに違いありません。
反乱を起こした成蟜の惨めな結末
王族という身分に強いこだわりとプライドを持つ成蟜でしたが、もっとも身分の低い下僕の信に追い詰められてしまいます。
絶体絶命の状況にあっても、成蟜を命がけで守ろうとする者は誰もおらず、ようやく自分がどれだけ孤立した存在だったかに気づきます。
まとめ
王弟反乱編は、いきなり窮地から始まる王道のストーリー展開であるため、息つく間もなく読み進めてしまいます。
ストーリーが進むなかで、信や嬴政の過去や現在の状況が、少しずつ明らかになり、さらに物語にのめりこんでしまいます。
キングダム5巻の途中からは、いよいよ、信が歩兵として正真正銘の初陣となる蛇甘平原の戦いに挑むことになります。
メインヒロインの羌瘣との出会いも、この蛇甘平原の戦いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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