
こちらの記事では、キングダムの人気ヒロイン・羌瘣の生い立ちと初登場シーンについて紹介しています。
羌瘣は蚩尤族ではありますが、厳密に言えば蚩尤ではありません。その意味について解説します。
また、こちらの記事は羌瘣の生い立ちに関するネタバレを含みますのでご注意ください。
羌瘣の生い立ち
羌瘣は、蚩尤(しゆう)族にある氏族の一つ、羌族として生まれます。羌瘣の生い立ちをしるためには、まずはこの蚩尤について知っておく必要があります。(下記の補足参照)
幼少期
羌瘣には3つ年上の羌象という姉代わりの存在がいました。羌瘣と羌象は幼いころから修練を積み、元々持ち合わせていた才能もあって、蚩尤族でも指折りの使い手に成長します。
羌瘣12歳・羌象15歳
現・蚩尤の行方がわからなくなったため、祭が行われます。羌族からは、姉妹同様に育った羌瘣と羌象が二人とも選ばれました。
つまり、祭が終わった時、二人のどちらかは死ぬことになります。
羌瘣は、幼い頃から、「祭までの命」と教わって育ったため、羌象が生き残るなら、自分は死んでもかまわないと考えているようです。
しかし、羌象はそうは考えていないようです。ずっと山奥で暮らしてきたせいで、平地のことも、男のことも、何も知らずにいます。このことが、羌瘣と羌象の運命を大きく変えることになります。
羌瘣と羌象の運命を変えた祭についてはキングダム9巻に収録されています。
羌象の仇・幽族の連
祭で、禁断の手組みを企てた幽連は、祭を勝ち残り蚩尤となり里をでました。羌瘣は、姉の仇である幽連を見つけ出し殺すために生きています。
その敵討ちの道中で、信と出会うのです。
信や河了貂と出会ったころの羌瘣に人間味は一切なく、「何も分かってない奴らを見ると、皆殺しにしたくなる」と表情一つ変えずに語るほどです。
それほどまでに、羌瘣が生まれ落ち育った環境は、普通の人とは違ったのです。
補足
蚩尤族・・・蚩尤族とは、巫舞(みぶ)とよばれる、人の域を超越した剣技を身につけた一族です。男の姿はなく、女だけの一族。
壬舞・・・壬舞は、元々は天を祭るために行われた祭事でしたが、時代の変化とともに、武の色を濃くしていきました。
蚩尤・・・祭で最後まで生き残った者。代々、女が継ぐことになっている。
祭・・・十九ある氏族の中から、代表者を選出し、最後の一人になるまで戦い続けるという過酷な掟。現・蚩尤が行方不明になったり、死んでしまったときに行われる。
羌瘣の初登場
信との出会い
羌瘣と信は、蛇甘平原で起きた秦国と魏国の戦いで初めて出会っています。キングダムの漫画における羌瘣の初登場もこのときです。
羌瘣は、幽連が魏国にいるという噂を聞きつけて、魏国の関門を越えるために、秦国の兵に紛れて戦に参戦していたのです。
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