こちらの記事では、キングダム8〜10巻のあらすじを紹介しています。
キングダム8〜10巻では、嬴政を狙った刺客、暗殺者襲来乱編が描かれています。
その見どころについても紹介したいと思います。
目次
キングダム8〜10巻のあらすじ
キングダムでも、重要な人物である嬴政と羌瘣。立場は違えども、二人とも壮絶な過去を持っています。
また、二人の過去には共通することがあります。それは、「二人とも大切な人によって命を助けられた。」ということです。
嬴政は、偶然知り合っただけだった闇商人の紫夏に。羌瘣は姉妹のように一緒に育った羌象に。人の思いを肩に乗せて紡いでいくのがキングダムです。
キングダム8巻のあらすじ
嬴政の想像を絶する暗い過去が語られる。趙の王都で生まれてしまったがために、激しい暴力を受ける毎日。
その大きな理由は、秦国六大将軍の一人、白起が長平の戦いに勝利したのち、投降した趙兵と民40万人を生き埋めにしたからだった。
白起に対する果たされることのない恨みは、すべて幼き頃の嬴政に向けられた。嬴政は目と心に深い闇を宿すようになる。
嬴政を趙から脱出させる作戦に加わった闇商人の紫夏(しか)。紫夏のおかげで、嬴政は深い闇から抜け出し、目にも光を宿すようになるのだった。
秦国の国境にたどり着くための最後の関所を抜けたところで、ついに嬴政の脱出作戦が敵にバレてしまう。すぐさま敵は追っ手を出してきて、あともう少しのところで追いつかれてしまう。
馬車にのった嬴政と紫夏に迫る敵の攻撃。紫夏は、身を呈して嬴政を守ろうとするが・・。
キングダム9巻のあらすじ
平穏を取り戻した秦国の王都・咸陽。しかし、ある夜、嬴政の命を狙った刺客集団が王宮内に侵入。
刺客集団は暗殺を得意とする朱凶、号馬の他に、羌瘣の姿もあった。
羌瘣をなんとか説得することに成功した信は、羌瘣と協力して朱凶、号馬を倒し、辛くも嬴政の暗殺を防ぐことに成功する。
しかし、嬴政暗殺を企てた黒幕が、呂不韋であることが判明。呂不韋は、丞相という位にいながらも、実質的には王である嬴政よりも強い権力を持つ人物。
その呂不韋が、四柱と呼ばれる腹心を引き連れて王宮にやってきたのだが・・。
キングダム10巻のあらすじ
嬴政の暗殺計画の黒幕が呂不韋だったことは明らかなのだが、圧倒的な権力を誇る呂不韋を嬴政は裁くことができない。
そのことを知った上で、呂不韋は事件後、堂々と王宮に姿を現す。呂不韋陣営の多くは文官でありながら、一人一人が戦場の武将並の“気”を発していた。
そして、呂不韋本人からは、全く別の性質を持った“圧”を信は感じた。
それは決して、武の力によるものではなく、呂不韋がもつ“格”のようなものだった。
呂不韋の巨大さを知った信。嬴政と共に中華統一を目指すために、秦国六大将軍の最後の一人、王騎将軍に弟子入りするのだが・・。
暗殺者襲来編の見どころ
嬴政を命がけで護り通そうとする紫夏
商人で女性という身でありながら、敵の攻撃から嬴政を護ろうとする紫夏。その紫夏にも、彼女を死んでも護りたいと思う人がいます。
結局は、皆、壮絶な最期を迎えるのですが、最後まで大切な人を護り抜こうとする姿に胸を打たれます。
羌瘣の羌象との思い出と、生きる目的
羌瘣は、姉のような存在である羌象と一緒に、剣術や巫舞の訓練を積んできました。それは、“祭(さい)”と呼ばれる、古から続く掟に従うためでもありました。
祭とは、羌瘣と羌象が属する羌族と、その他の部族の代表者が集い、最後の一人になるまで戦い続けるという、過酷な掟です。
この祭に、羌瘣と羌象は、同族でありながらも二人とも参加することになっています。つまり、二人は生き残るためには、お互い相手を殺さなければならないのです。
しかし、祭が行われる当日、羌瘣が目を覚したのは、すでに夕刻前でした。果たして、羌象は無事、祭を勝ち抜くことができたのでしょうか?
まとめ
嬴政と羌瘣、二人の壮絶な過去が明らかになりました。
信も、物語の序盤で、漂を失くしています。キングダムでは、誰もが、大切な何かを手に入れたり、失ったりしています。
また、嬴政に向けた刺客の中に含まれていた羌瘣と、嬴政を護るべく戦う信の、本気の一騎打ちに手に汗握ります。
▶︎▶︎キングダム11〜16巻のあらすじ|秦趙攻防戦編の見どころ
最後までご覧いただきありがとうございました!
キングダム☆マイスターでは、
単行本の1巻〜最新刊までのあらすじや、
キャラクターごとの史実などに基づいたコラムを投稿していきます。
これからキングダムを読もうとしている人や、キングダムが好きな人にも楽しんでいただけるサイトを目指していますので、よければ応援よろしくお願いします!