こちらの記事では、キングダム38〜40巻のあらすじを紹介しています。
キングダム38〜40巻では、嬴政加冠~嫪毐の乱編のことが描かれています。
その見どころについても紹介したいと思います。
目次
キングダム38〜40巻のあらすじ
キングダム38巻のあらすじ
大后と嫪毐(ろうあい)が、太原で毐国という独立国家を築く。有能な文官を、金で雇い、国としての基盤を作り上げる。
秦国の中枢は、当然これを許すわけにはいかないが、先の屯留での内乱から半年しか経っておらず、軍を起こすにも戸惑いがあった。
内乱は、著しく国力を削ぐ。合従軍との闘いが終わってから、各国が内側の整備と拡充に努める中、秦国はこれ以上無駄な財力と兵力を使うわけにはいかなかった。
さらに、毐国は、秦国の南に位置する大国・楚とも金で繋がっている。楚にとっても、秦国の北部に反乱分子が存在するのは歓迎なのだ。
かくして、嬴政の加冠の儀を前に、秦国は大きく揺れ動く。
キングダム39巻のあらすじ
旧・王都で嬴政の加冠の儀が執り行われる中、反乱軍が咸陽を攻める。
呂不韋の策略により、咸陽の城門はあっけなく開門され、反乱軍は一気に城内へとなだれ込んだ。
反乱軍の狙いは、王族の血脈をすべて根絶やしにすること。そして、呂不韋は、この反乱を蒙武を使って鎮圧することで、王族のいなくなった秦国の王位を継承するつもりだった。
一方、加冠の儀を終えた嬴政と、呂不韋は、反乱の結果が出るのを前に、天下について議論を始める。
キングダム40巻のあらすじ
咸陽で、反乱軍と鎮圧軍がぶつかり合う中、嬴政と呂不韋は、お互いの国の統治のやり方について議論を交わしていた。
人の世から戦争はなくならないと、豪語する呂不韋。
それに対して、嬴政は、人の本質について、呂不韋とは真逆の答えを出したのだった。
そして、たとえ暴君と言われようとも、自分の時代で、中華から戦争を終わらせると決意を言葉にする。
嬴政が中華統一を叶える器だと信じ、呂不韋四柱の1人が、大王勢力へ寝返る。
それは百万の兵が味方に加わるよりも大きな出来事だった。
嬴政加冠~嫪毐の乱編の見どころ
嬴政と呂不韋の議論
理想的な国の治め方、人の本質。嬴政と呂不韋の議論は、人の世においては、いつの時代にも共通するものでした。
呂不韋の言葉に、最初は「確かにそうだなぁ」と、納得してしまいましたが、その場にいた人たちと同じように、嬴政の言葉に胸を打たれました。
嬴政が考える「人の本質」のことは、知っておいて損はないと思います。
向と陽の友情
反乱軍の一番の狙いは、嬴政と向の間に生まれた子どもでした。
向は我が子を護るために。陽は親友と、その子を護るために、命を懸けて闘います。元々は赤の他人だというのに、口先だけでなく、本当に自らの身を呈して、行動する陽の姿に感動してしまいます。
迫り来る騎兵の馬に対して、真っ向からぶつかっていく陽は、嬴政が言う“人の本質”そのものでした。
嫪毐と大后の愛
反乱に失敗し、秦国でもっとも重い罪を犯したものに与えられる車裂きの刑を受けることになった嫪毐。
嫪毐は、大后の罪までも1人で被ろうとしますが、大后は、それを止めようとします。
嫪毐と大后の、お互いがお互いを想い合う姿に、「なんとか助かる術はないのか」と、ついつい情けをかけたくなってしまいました。
戦乱の世において、そのような恩赦などないとわかっていながらも、人の行いに正義も悪もないということを考えさせられました。
まとめ
キングダムの単行本38巻〜40巻で描かれている嬴政の加冠の儀と嫪毐の乱では、1巻から続く、嬴政と呂不韋の権力争いに、ついに決着がつきます。
嬴政が語る、“人の本質”というのは、キングダムの最大のテーマだなと思います。
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