王騎は史実でも実在した?

こちらの記事では、秦の怪鳥と呼ばれ、六大将軍最後の生き残りである王騎について紹介していきます。

王騎は、史実でも実在した武将なのでしょうか?

キングダムでは、秦国の英雄として絶大な人気を誇る将軍ですが、史実ではかなり違ったみたいです。

また王騎と深い関わりのある摎の悲劇についても触れていきます。

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王騎は実在した?

キングダムは、基本的に史実に基づいてストーリー展開していることは有名です。

しかし、登場人物には、実在したキャラクターと、架空のキャラクターが混在しています。

「秦の怪鳥」「六大将軍最後の生き残り」と呼ばれ、キングダムの作品において、絶大な人気を誇る王騎はというと、実在した将軍です。

しかし、その活躍ぶりは、史実と作品とで大きな乖離があります。

そもそも、史実では「六大将軍」自体存在しておらず、六将に名を連ねた将軍は概ね実在していますが、活躍した時期には多少のズレがあります。

史実における王騎に関する記述は、たったの2つです。

  • 将軍に任命されたこと
  • 蒙驁将軍が韓を攻め13の城を落とたとき、王騎死去

これだけなので、王騎の死因は当然不明で、老衰とも病死ともとれます。しかも、蒙驁将軍の活躍に関する文に、付け足されたように記述されています。

これらのことから、王騎は、史実においても実在しましたが、キングダムの作品にあるような活躍をした武将ではなさそうです。

キングダムの王騎

略歴

昭王の時代に中華を股にかけて戦った猛将です。「秦の怪鳥」と呼ばれた所以は、その活躍した範囲の広さにあります。

王一族の分家に生まれ、若い頃から戦場で戦い続けるうちに、武功を重ね百人将から瞬く間に将軍に上り詰めました。

生まれ持った才能もあったはずですが、並々ならぬ努力と、数々の戦場で得た経験、昌文君をはじめとする手本となる存在がいたことも、王騎が成長する上で大きかったはずです。

昭王が亡くなった後は、第一線を退きます。その理由は、命を懸けて仕えるに値する王がいなかったためです。

しかし、中華統一を掲げる嬴政の目に、可能性を感じたことで、再び第一線に復帰しました。

最期

王騎の最期は、キングダムの作品中でも名シーンとして記憶に残っています。

最後の最後まで、天下の大将軍の名に恥じない姿を見せ続けてくれました。

秦の六大将軍は、もはや伝説に近いものでしたが、王騎の死は、その伝説に幕が降ろされたことと同義です。

この時、秦国は大きな武の象徴を失いますが、同時に、信をはじめとする新しい時代の幕開けでもあったのです。

王騎と摎の悲劇

摎の過去

摎(きょう)は、王騎の召使いでした。

昭王の娘として生まれましたが、母親に権力がなく、後宮での権力争いに巻き込まれ、その身に危険が及ぶ可能性があったことで、王騎の元へやってきたのです。

戦神と呼ばれた昭王の血を引くことと、間近で王騎が鍛錬を積む姿を見続けたことで、能力を大きく開花させていきます。

そして、六大将軍の一席を勝ち取り、「六大将軍の中で最も苛烈な戦いをする武将」として名をはせる様になります。

そんな摎は、「お城を百個とったら、自分を妻にしてください」という約束を王騎と幼いころにしていました。

摎を襲った武神

百個目となる馬陽の城を攻略中の摎の野営地を、突然、武神・龐煖が襲います。

武神として、ただただ強者と戦いたかった龐煖は、摎の武の力に引き寄せられて現れたのでした。

摎は、龐煖相手に善戦しますが、あと少しのところで、敗れてしまいます。

王騎の怒り

摎が絶命した姿を見た王騎は、これまで見せたことのない憤怒の表情と激情を以って、龐煖に襲い掛かります。

そして、龐煖を崖から谷底へ突き落とし、摎の仇をとるのでした。

しかし、龐煖は谷底に突き落とされたにも関わらず、脅威の生命力を見せ、生きながらえ、王騎に復讐を誓うのでした。

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